2004年03月24日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 4595 count

(センチメンタルに) ああ美しきかな、C#によるファイル読み込み処理ソース

Written By: 川俣 晶連絡先

 疲れ果ててセンチメンタルになっているのか、今日は当たり前のものを見ても心がジーンとなります。

 今開発中のソフトのソリューションをVisual Studio 2003で開いた瞬間、こんなメソッドのソースが目に飛び込んできて、ジーンとしてしまいました。

private static string loadMiniTextFile( string filename )

{

    using( StreamReader reader = new StreamReader(filename) )

    {

        return reader.ReadToEnd();

    }

}

(注: ウィンドウ幅が狭いと行が折り返されて綺麗に見えない可能性があります)

 ああ、これこそがC#。

 心を打たれるソースです。

 たったこれだけで、テキストファイルの内容を全て読み出すと共に、完全かつ安全にファイルを閉じてくれます。(既知のDISK FULL問題を別にすれば)

 どう逆立ちしても、こんな簡潔なソースはJavaでは書けません。Javaの次のバージョンで行われる言語仕様拡張でも無理っぽい。でも、Visual Basic .NETは次のバージョンではusingステートメントが入るようなので、これに近いものが書けるようになりそう。まあ、この1点だけ見ても、JavaよりVisual Basic .NETを応援するのは当然の成り行きという感じになりますね。

2004年3月24日16時30分頃追記・でも、もうすぐJavaを使う予定 §

 でも、もうすぐ携帯電話を買い換えて、Javaプログラミングに取り組む予定です。

 Javaには、言語仕様的に行けてないなぁ、という点が多々ありますがそれはそれ。面白かったら、行けてない言語でもOKなのがプログラム言語ミーハーというものです。それに、これが携帯アプリのアセンブラだと思えば、どんなに汚くてもそれを理由に嫌という気は起こらないし。あの汚い駄目なCPUと言われた8080Aでも、うまく使えば独自の良さを発揮させられた経験があります。まあ、どんな道具も使いよう、と言うことでしょう。そういう意味で、Javaは致命的に使えない言語ではないどころか、かなり出来の良い言語だと思います。まあ、Javaしか知らない原理主義者のコミュニケーション不在の声はシャットアウトしないとなりませんが。